『ぼくのエリ 200歳の少女』感想

渋谷ヒューマントラストシネマにて。ここ前に『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』観たところだな。東京では現在ここしか上映してなかったのでほとんど満員に近かった。
僕、題材が吸血鬼ってだけで観るくらい吸血鬼映画が好きなんですけど、なんででしょうかね。吸血鬼ってなんとなく中二病って感じがするからでしょうか。夜しか出られない。老けない。めちゃくちゃ強い。めちゃくちゃ弱点が多い。東方で一番好きなのフランちゃんだしね。
この映画での吸血鬼の超人的描写はごくごく控えめで、それが印象的でした。エリの超人ぶりが伝わりつつもエリを人外扱いしないことによって、エリが人と相いれない孤独を感じることができる。
ありそうでなかった等身大の吸血鬼映画ですね。吸血鬼と付き合うことがどういうことなのか身に迫って感じられます。嫁さんが吸血鬼だったらいろいろ面倒だろうな。だって、ニンニク入った料理食えないんですよ?人と会うことさえ考えなければ年中ニンニク食っていたい僕には耐えられませんな。
ぶっちゃけたこと書くと、ちょっと血の匂いがする普通のラブストーリーって感じで、面白かったけどそんなにありがたみは感じなかったというのが正直なところです。スウェーデンの空気を感じたい人にはおすすめかもです。あと、ラスト5分は最高。一気に目が覚めます。