4.暑い

看板に偽りなしなものは、素直にエライと思う。今僕が会社に持っていってるノーベルの「濃厚ぶどうキャンデー」なんかがそうだ。マジで「濃厚」なのである。それこそ、むせ返らんほどに。
インパクトの強い言葉は、相手に過度の期待をかけてしまい角が立つおそれがある。それを恐れず、濃いぜ!と言ってしまうその勇気を僕は買う。もちろんそれは期待にこたえてくれたときの話だが。
僕がこれと同じような例で度肝を抜かれたのは、「ミルクをかけた苺」という飲み物を飲んだ時だ。飲む前は単なるイチゴミルクだろうという気分だったのだ。しかし、ほんとに「ミルクをかけた苺」だったのだ。ミルクじゃなく、苺が主役なのだ。苺のジュースをミルクに溶かしているとかそんな生易しいものじゃなく、苺の果肉を砕いてそのまま入れてるような代物だった。苺の湖でおぼれるような錯覚を覚えた。甘くてミルキーな飲み物を想像していた僕は辟易し、それ以来二度と飲まなくなった。だが、ネーミング通りのその内容は素晴らしいと思った。
さて今日のオチはどれでしょう。

1.言葉は自分に跳ね返ってくるものだから使いどころには気をつけよう。
2.これからは僕の楽しみはあおり文句の期待にこたえてくれるものを探すことにしよう。
3.どうでもいいけど例の違和感を一生飼いならさなければいけない予感がしてきた