クレイジー

機内から撮影された、離陸する飛行機の動画(航空法違反なんじゃ…)を見てると、飛行機が離陸するときのあの高揚感が蘇ってなかなか楽しいんですが、しかしつくづく飛行機ってクレイジーな乗り物ですよね。人間が成層圏亜音速なんかで移動していいわけ?ほんの数センチの壁の向こうは、本来人間がいちゃいけない世界だというのに。
新幹線だってクレイジーだ。新幹線に乗るといつも、この窓が吹っ飛んだらどうなるんだろうとか、トンネルに頭をぶつけたらどうなるとか、駅を通過するときにポイントが切り替わってなかったらどうしようとか、恐ろしい妄想をしてしまう。
今じゃほとんどの人たちが疑問を持たずに利用しているけど、しかし登場したころは、人間が空を飛ぶなんてそれはそれはクレイジーなアイディアだったと思います。そんなバカげたアイディアが実用化され、商売となっているこの世の中。もう、何が起きても不思議じゃないですよ。
そういえば、僕はスカイツリーが建つと聞いた時、最初はジョークだと思ってました。東京タワーより高い建物が日本に建つはずがないという根拠のない思い込みがあったんでしょうね。しかし、建ってしまった。
きっとなんだって、起案して、研究して、開発して、製造して…という工程をひとつひとつ見ていけば、ああ、これならいけるじゃんと納得できるんでしょうけど、一般人の前には、いきなりとんでもなくスゴいものが魔法のようにバン!と登場してしまうんですから、そりゃあ頭が追っつかなくなりまさぁね。みんなよく平然と飛行機に乗れるもんだよな。