別に秋田じゃなくてもいい話

チキンラーメンといえば、僕のチキンラーメンとの初めての出会いは、母親の実家(秋田)でのことだった。スープもかやくも入れずにいきなりどんぶりにお湯をかけたのにはそれは驚かされた。
他にも、いとこの娘さん(でも僕と同い年。ワカメちゃんとイクラちゃんみたいなもの)が自分で目薬を点してたり(当時中1だった僕は恥ずかしいことに目薬を自分で点せなかった)、ご飯にジャムをのせてたり、秋田はカルチャーショックの連続だった。それからというもの、女の子に負けるわけにはいかないという実に幼い対抗心を発揮して自分で目薬を点せるようになり、ジャムだと思ってたものがのちに筋子であるとわかり、実にうまいものだとわかった。異文化に触れるというのは自分を進化させる最短の方法なのかもしれない。