灰羽連盟 第1話感想

おすすめのアニメと聞いて。


・浮遊感ある落下から一転して恐怖の落下に移るその巧みな描写。夢ってこんな感じだよな
・煙草を吸う女子。何か象徴的だ。わざわざ煙草の火を消しに戻る描写にはこちらの心を読まれた気がする
・ディティールにまで生活感が染み込んでいる施設(?)の描写は、世界観が作り込まれている証拠。この中に多くの伏線が含まれていることだろう
・ラッカの不安を共有できるのは、満足な説明もなしに未知の世界に放り込まれたからであり、その世界がきちんと構築されているから。それが夢ではなく、現実だと否応なしに認識させられるからだ
・羽が生えるシーンの容赦ない生々しさ。通過儀礼、つまりこの世界の入口だと強く認識させられる。痛みに耐えることは、この世界の一員として認められることであり、世話になりっぱなしでラッカ(と視聴者)が感じていたであろう居心地の悪さを打破する助けにもなっている