無駄に走らない

振り返ると、僕は無駄に走りすぎてる気がする。
例えば、家から最寄り駅までの道だ。思えば、朝っぱらから走ってるのは、僕ぐらいなものだ。
会社でもそうだ。走ろうが走るまいが変わらないような距離でも小走りになってしまう。
これは心に余裕がない証拠だ。計画とか段取りとか根回しとかお膳立てがうまくいかなかった分を、走り回って挽回しなければいけなくなっているのであり、これでは質の高い仕事はいつまでも望めない。走るのが悪いことじゃない。若いうちは体を使ってものを覚えるのはいいことだろう。だが、頭を使って、頭だけで切り抜けられるならそれに越したことはない。頭を使わないと、自分がどんどん年をとったときに、体がおっつかなくなってそのうち限界が見える。人をうまく使うことも学ぶべきだ。
ゆくゆくは、あいつが走ってるぞこれはよっぽどのことだぞと言われるようになりたいけど、それはまだまだ生意気かな。