暗示

バナナダイエットというものがあるらしい。僕は詳しい内容はよくわからないが、100人中100人が推測するであろう仮の定義に従うなら、朝バナナを食えば痩せるという趣旨のダイエットなんだろう、おそらく。
朝バナナを食べたら昼にこれ食えとか飲めとか細かいところがあるのかもしれないが、僕にはわからない。だがとりあえず、朝にバナナを食うという部分については、かなりの頻度で励行している。
誤解しないでいただきたいのは、我々*1はけっして朝バナナダイエットのためにそうしているわけではない。単にお手軽で、安価で、エネルギーを摂りやすいからという至極単純な動機でバナナを朝食として選択しているに過ぎない。
だが、これはあくまで副産物的な結果に過ぎないのだが、僕にとっては、朝バナナを食べるというのは効果てきめんのようだ。何せ、食べてすぐにお通じがくる。早ければ、10分もすればやってくる。
これは僕にとってバナナがほとんど下剤のような効果を発揮しているのか、それともバナナに食物繊維が多く含まれているからお通じもさぞ良くなるという暗示にかかっているだけなのか、いまひとつ判然としない。
僕はとかく暗示にかかりやすく、僕が愛用する頭痛薬ナロンエース*2も、携帯していないだけで不安ですぐ頭が痛くなり、持っていればそれだけで平穏に過ごせる*3。この前は、ちょっと満腹になってきたけど、まだ食べたいからとおもむろに立ち上がってジャンプした。そしたら嫁さんに何してるのって聞かれたから、こうするとお腹に隙間ができるらしいんだと答えたら、そんなことしても隙間はできないよ、むしろ気持ち悪くなるんじゃない?と嫁さんにヘコまされたとたん、それまでなんともなかったのに突然気持ち悪くなり、おえっとなってしまった。いつか怪しい宗教にひっかかってしまわないか、自分かはなはだ心配だ。

*1:僕と嫁さん

*2:トレインスポッティングの言葉を借りれば、僕は「社会が許す範囲内のヤク中」だ

*3:それでもやはり痛くなることはあるけど