車窓から 福島〜米沢

クモハ719-5011。
次は笹木野。乗り換えのゴタゴタで車窓観察がおろそかだが、とりあえず住宅街がずっと続いていたという印象だ。
笹木野駅。普通の住宅街である。
次は庭坂。何を育てているかわからないが、低木の畑が続いている。家はそれなりに一定数点在する。積雪が増えてきた。
庭坂駅。普通の住宅街である。そろそろ山越えだと思うのだが、住宅街はまだ続くようだ。
次は板谷。あれ、赤岩は?急に積雪が増えてきたような気が…いや、確実に増えている。急に住宅街が途切れ、山を登りはじめた。飯田線を思い出す。「うねうね曲がってるから、山を登ってるんだよね」3分程走ると、トンネルに入った。やや長い。抜けると、大量の雪が!そして、驚く間もなくまたトンネル。これはさっきよりも長い。再び抜け、再び雪、雪!ひたすら山の中である。3度目のトンネル。また抜け、鉄橋を渡った。しばらく行くと、赤岩駅を通過した。そして、4、5、6本のトンネルを抜ける。間違いない。今日のベスト車窓は、ここに全部持っていかれてしまった。しばらく山を登り、7本目のトンネルだ。これはかなり長い。抜けて、また山の中。ここへきてようやく、集落が現れはじめた。きれいに雪かきされているようすに、雪国を感じる。
板谷駅。駅舎がログハウス風だ。堅牢なスノーシェルターに覆われており、まるで地下駅のように薄暗い。周りはなにもない。
次は峠。いかにも、な名前が素晴らしい。外は完全な雪国である。1分程走って、すぐトンネルだ。これはかなり長い。あれ?トンネルを抜けないまま、間もなく峠のアナウンスが。
峠駅。「トンネル出口のシェルターが駅なんだ〜」「駅弁売りがいるんだって!すご〜い」「ようやく東北っぽくなってきた感じ」
次は大沢。こんなすごい雪は久々に見た。秋田に行って以来だ。トンネルに入った。少し長い。抜けて、しばらく走ると、ほとんどゲート感覚の短いトンネルをくぐる。「この、1駅の長さがいいよね」
大沢駅。やはり、スノーシェルターに覆われている。外の様子は駅の中からではわからない。「結構長く停まるね」構内踏切が確認できた。駅を出て、徒歩で歩けそうな通路がとても気になった。
次は関根。依然として山だが、民家らしき建物がわずかながらに確認できる。だが民家という保証はない。3分程走り、トンネルに入った。抜けて、鉄橋を渡る。またしばらく走ると、集落が現れはじめた。「大変なんだろうなぁ、雪かきとか」
関根駅。板谷駅で見たよりも、ずっと規模の大きな集落だ。
次は米沢。「平坦になったね」出発すると、すぐに雪原が広かった。電車もかなり飛ばしている。スキーのようで、かなり爽快だ。左手はずっと雪原だが、右手は住宅街だ。
米沢駅。東京から1/4日でこんな雪国に来れるもんなんだなぁ。お疲れ様です。