ささみさん@がんばらない

あの『魔法少女まどか☆マギカ』で知られるアニメ製作会社シャフトが担当するということで、鳴り物入りでスタートした『ささみさん@がんばらない』であるが、いざ蓋を開けてみれば、思いの外盛り上がらなかったという印象である。
よく挙がる意見として、原作をはしょりすぎ、駆け足すぎたという声がある。
僕はその辺のことはどうでもいいのだが、この作品は僕にめざましい意識改革をもたらしてくれた。
それは、作中に登場する「(将来)がんばらなくていいように(今)がんばれ」という言葉だ。
これは目からウロコだった。なるほどなぜ僕ががんばっているつもりなのに効率が上がらないのかわかった。それは、僕は結局がんばってなかったのだ。今をがんばってないから、結局しわ寄せが未来に回って、後々苦しむはめになる。あとでいいやとかこの程度でいいやとかではやっぱりダメなんだ。
後悔するなんていうのはもってのほかで、あの時精一杯ああしてればと悔やんでしまったが最後、その気分の落差についていけず、負の連鎖に陥る。だからがんばるタイミングは、今をおいて他にないのだ。
こんな簡単なことに気付かせてくれたこのアニメには、とても感謝している。*1
ところで、そもそもなぜささみさんはがんばらないのか、ささみさんは意外とがんばってたとか、その辺りは僕にはわからずじまいだった。

*1:薄々感づいてはいるが、僕はセリフの真意を完全に読み違えている気がしないでもない。どういう意図のセリフなのかご存知の方は、コメント欄にて指摘叱咤激励脅迫を入れていただけると甚だ幸いである