無題

2018/7/8改訂
人を呪わば穴二つという言葉がある。人を呪うときは、呪う相手の他に、自分が入るための墓穴も用意する覚悟を持てという意味だ。
僕はこのとき、ただただ相手が負けるように相手を呪い、横浜が勝つことだけを願っていた。しかし果たして僕は墓穴に入るだけの覚悟があっただろうか。いやなかった。
勝負の世界に呪う相手などいない。あるのは同じ土俵で正々堂々と戦う相手だけだ。