【おむつ替え】おむつ替え

産まれた当日は寝る暇がなくて、産まれたのに夢を見ているような感じだったけど、ようやく二日目に病院を再訪し息子の顔を見たら実感が強まった。と同時に愛おしさも強まった。今日はこの子のためにおむつ替えにチャレンジしてみようと思ったのだった。
息子の足にケーブルがついており、なにやら機械につながっている。顔色が少し悪くなったので、血中酸素と脈拍をはかる装置をつけたそうだ。数値があるラインを切ると、音が鳴るようになっており、あまりに長く鳴り続けるようならナースコールが必要らしい。これが結構頻繁に鳴るもので、すぐに鳴り止みはするものの気が気じゃーない。
息子が泣き始めたのでおむつを見てみる。おー出てる。さあチャレンジしてみようと、気持ちだけは前につんのめるのだった。が。
いや、わかってはいた。しかしもうこれが大パニック。おむつを脱がす。息子は泣く。機械も鳴る。お尻を拭く。息子はますます泣く。機械も依然鳴る。足を固定させようとつかむ。息子泣き止まない。機械も鳴り止まない。
これがおむつ替えかあ・・・っ!想像以上のカタストロフィだった。おむつを替えるというそれだけをこなせばいいのに、息子の泣き声と機械の鳴き声というBGMが精神をかき乱しにかかる。息子は今いやがってるだけで、おむつ替えればスヤスヤなのはわかってるんさ。でもよお・・・
これを世界のママやパパが経験してきて、最初は挫折し、でもいやでも毎日やってかなきゃいけなくて、そのうち当たり前の日課になっていくことなんだよなあ。そのうち慣れるといっても、かといって簡単なものではない。もうここは乗り切るっきゃないんだよね。
ウンチの色がだんだん変わってきてる。外界の栄養になじんできてる証拠だ。おむつが替わってスヤスヤ寝てる息子がいる。毎回ずつ、一日ずつ前に進んでいきたい。