電車旅 感想

12時間電車に乗りっぱなしというだけでわかるとおり、とにかくまあ、疲れました。しかし、横浜から岡山まで乗って、岡山で折り返して、名古屋に途中下車して、また横浜に戻る。それだけやっても交通費は計13800円。青春18きっぷ万歳。この安さが、この長旅を支える心のよりどころの一つといっても過言ではありません。
それと、この鈍行の旅の何がいいって、車窓から見えるものすべてが新鮮だということです。今まで新幹線で早送りで見てきたものをじっくり再生して見られるというのは、想像以上に意義のあることだったと思います。ほとんどテンプレートのようになっている新幹線の車窓に飽きた方は、一度鈍行の旅を体験してみてはどうでしょうか。速すぎて見えなかった景色や文字が見えるというのは、顕微鏡でミクロの世界を覗くような快感がありますよ。


そういうわけで、恒例のベスト3。いややっぱりベスト4。横浜〜岡山車窓編。
第4位 早川〜根府川
海が初めて本格的に見え始める区間。否応なしにテンションが上がります。
第3位 舞阪〜新居町
浜名湖の水面からすごく近いところを走るのでとても気持ちいいのです。ヤシの木があったりして南国風情。新幹線がとてもよく見えてカッコいい。
第2位 垂井〜米原間
峻嶮な山間を抜ける荒々しくも心躍る区間。やはり関ヶ原の存在は大きいです。昔ここで合戦があったと思うと歴史のロマンを感じます。
第1位 和気〜熊山間
夕焼けの中を走ったこともあって、ものすごく美しい車窓風景が見られました。吉井川に映る景色が素晴らしい。ぜひ岡山を向いて右側の席をキープしてください。