メーデー!を見すぎた人の話3

飛行機って、思ってる以上に墜落してるんだな。日本語化されてない英語版の航空事故のWikipediaの記事が結構あるわ。
僕の身の回りは絶対安全だという思い込みがある。僕が乗るものは絶対事故を起こさないとか、僕が住んでる町は絶対事件が起こらないとか心のどこかで思っている。
そう常に、心の平穏をかき乱すものはどこかにしまわれているんだ。3・11以降の僕の日記の「地震」という単語の登場頻度を見よ。まったく、やだね。やだよなぁ、セシウムとかヒドラジンとか連帯保証人とかそんな言葉が常に頭にちらつくような日常なんてごめんなんだよ。
いや何が言いたいのかって、飛行機で事故に巻き込まれたら、こんなに生に執着のある僕でもやっぱり死んじゃうんだろうなあってこと。アロー航空1285便だって、屈強な軍人が200人近くいっときに死んでしまうんだもの。
人間ひとりひとり、ほとんどが僕にとっては一瞬の風景でしかないけど、誰ひとりとして数分後、数秒後に自分に死が訪れるなんて思っていないはず。なのに航空事故は一度に何百人に死が訪れるんだ。まったく、想像しただけで頭が破裂しそうだよ。なんなんだよこの日記。