嫁さんの検索能力

嫁さんの検索能力が、会社で一目置かれ重用されているらしい。
嫁さんは技術職なのだが、図面を書き起こしたり、必要な部品を指示するとき、過去のデータベースから似たような事例を検索し探し当てる能力に長けているそうなのだ。
どうやって検索しているかというと、客先や営業担当などのパターンを読み取り、それを当てはめて探し出すそうで、もはや僕には理解できないのだがなんせ能力なんだから理解できないに決まっている。
嫁さんの手にかかれば、特殊な仕様のものも、過去のデータベースに当てはめて形にできてしまうのだ。
その能力を買われ、後進育成のために、初心者でもやりやすそうな仕様のものを探し出す役を任されたらしい。
それにしても、会社もようやく気付いたのか。僕なんかは9年前にその能力を知っていたもんね。

https://homecomputer.hatenadiary.jp/entry/20120602/1338644205

嫁さんの話では検索エンジンのパターンを読んでうまく引き出すらしいのだが、もはや嫁さん自身がGoogleと化している。嫁さんを「お前のうちの名探偵」と称した僕の会社の同期(今は退職)は見る目があった。僕が不倫なぞしたらたちどころにばれるだろう。
今いる場所がわからなくなり、Googleで「今いる場所」と検索したり、松野明美さんの名前をど忘れして「マラソン うるさい女の人」と検索する僕なんかと一緒にいてもらっているのがもったいない。