昔よく、虫とか見てて、自分が虫に生まれてたらどんな気分だったんだろうなって考えてたんです。そうして、こうやってパソコンやったり、ゲームとかできる人間に生まれた自分が恵まれていることを認識してたんです。でもこうも思いました。そういうことを考えるのは僕がそういうことを考えられる頭を持った人間だからであって、実は今までも自分は犬とか猫とか虫とかになったことがあって、それを覚えてないだけなんじゃないかって。要するにそれは輪廻転生が前提にあるわけですが、でもそうでも考えないと、虫に流れていった命と、人間に流れていった命とではあまりに不平等じゃないかって思ってて。まあそんなのは人間である僕の思い上がりに過ぎないんですが。でも、もし命が一回限りのもので、前の世代や他の動物から譲り受けたものでないんだとしたら、一体どれほどの偶然のもとに僕は人間としてここにいられるんだろうって、すごい不思議に思えてくるんですね。
そんなこと昔はよく考えてました。今はそんなことする時間、あまりなくなったな。
最近の寝言：｢この景色でいい？｣
