今日のシルシルミシルは、ANAを特集してた。食い入るように見た。
僕は航空事故には人一倍敏感になってるという自覚はあるが、飛行機そのものやそれを取り巻く人々の仕事にも興味はあるようだ。ニューヨークまでのファーストクラスの料金や、ファーストクラスの座席数を言い当てられたのには自分でも驚いてしまった。
今日もナショジオではメーデー！をいっぱいやっていた。飛行機は、安全に安全を重ね、ほとんど最悪と言ってもいいほどまれなケースを想定して（フェイルセーフ）、それでも安全だという保証のもとに飛んでいるのが、今日のミシルを見ててもなんとなくわかったけど、でも、それでも最近でも航空事故は起こる。それも力が抜けるほどあまりに単純な原因で。たとえば、エンジンを温める装置の送風口が氷で詰まったとか（送風口の形状が原因）、たったひとつのスイッチの入れ忘れで与圧システムに異常をきたしたとか（前にも話した）。
原因が単純であればあるほど、そんなものが今の今まで看過されてきたのかという事実に戦慄する。幾重にもセキュリティを重ねている中をするすると運命のいたずらがすりぬけていくかのような錯覚…それだから、航空事故は恐ろしい。
