僕が昔書いた漫画 第2号2番〜3番 全話解説

・第2号2番「どうしよう」のまき(4コマ)
地球の上に乗っている二人のキャラクター。どうやらその二人が地球の唯一の生き残りらしい。だが二人は争いを始める。この残された地球の唯一神になる権利を賭けた戦いのようだ。だが勢い余って、二人は大気圏外に飛び出してしまい、宇宙のはるか奈落に墜ちてゆく。
まともに説明するならこういう話。

・第2号3番「よかった」のまき(4コマ)
宇宙を墜ちていった二人は木星に行き着く。二人が助けを呼ぶと、偶然通りかかった宇宙船に拾われ、帰路につく。無事家に着いたくま五ろうは、「どこいってたの!!?」と親に叱られた。
1番にしてクライマックスを迎えてしまっている感はあるが、この壮大なる宇宙の叙事詩を締めるにはふさわしいカオスな締め方であるとは思う。まずガス体である木星に「ドシン」という衝突音を伴って墜落している点。宇宙船に拾われたくま五ろうが船内で「ありがとう!!」と最初の叫び声に匹敵するような大声で叫んでいるにもかかわらず宇宙船はグラグラ揺れるだけで壊れない点。くま五ろう家のある地球が何事もなかったかのように戻っている点…などはもはや語るまでもない。
最大のツッコミどころは、助けを呼ぶ二人の姿である。なぜか、二人は合体しているのだ。合体といっても、ゴテンクスベジットのようになるでもなく(1992年当時のドラゴンボールはまだセル編あたりだろう)、ただ単純に合体しただけであり、目が四つ、耳が四つ、鼻が二つの異様な姿となり涙を流している。流した涙は、なみだ川となり宇宙に架かる。これをまともに分析すると発狂しそうだ。ここは単純に、そのような目立つ姿になり、天の川ならぬなみだ川を掲げてSOS代わりにしたのだと思うことにしよう。大人って、つまらない。