正気のサタデーナイト

学生時代とか振り返ると、僕は真剣に生きてなかったと思う。まるでおままごとみたいな生活をしていた。なんでも、「ごっこ」だった。思い出すといろいろ恥ずかしい。
今までは、うそうそ冗談冗談とかで済んでいたのに、会社とか、伊達や酔狂なんてまったくない。誰もが、正気とは思えないようなことでも本気で言ってくるから恐ろしい。これが社会というものか…なんという…
という話を嫁さんとしてたら、こっちもきっと正気の沙汰じゃないと思われてるわよと言われた。いやまったくそうなんだよなぁ。お互いさまなんだよこの世の中。
ああ、でもそうだな。社会人になる前も、ここはやらなきゃダメなんだと思った時があったな。
ベタなところでは大学受験。成績悪いくせに指定校推薦もらえるとかとんだボケをかましてたら浪人して、ここが正念場なんだと思った。
もうひとつ思い出すのが、エクスデス戦。FFV知ってます?僕途中で投げ出したんですけどね。まあとにかく、中盤の大ボスみたいなのがエクスデスって奴なんですけど、まあラスボスもそいつなんですけどね。とにかく、そいつのいるエクスデス城ってのが悪意の塊みたいにトラップだらけ強敵ぞろいの凶悪な城で、進むだけでも精一杯で、やっとエクスデスのもとに着いたら、そいつもめちゃくちゃ強くて。ゼーハー言いながら戦ってて、こう考えてたんです。「こいつこんなに強いんだから、きっとこれは負けてもいい勝負なんだ。負けてもイベントが進むんだろ」って。そう思いながら悪戦苦闘してたら、倒せたんですね。えっ、倒しちゃったって思ってたら、イベントが進んだんですね。あぁ、これってガチ試合だったのかと愕然としました。そうして、半分ナメて戦ってた僕の浅はかさを恥じたものでした。

そういえばグッチさんの洋楽パロディまだ全部見てなかったな。嫁さんと今度一緒に見よう。