あり続ける不便

時々フッと我に返って、なんで俺はこんなことをしているんだろうと考えることがある。たとえば、満員電車に乗っている時だ。なんでこんな目に遭わなきゃいけないのかと。
いや別に、満員電車が苦痛とかそういうわけじゃないんだ。それが一番効率的な移動手段なんだったら仕方ないことだし。だけど、こんなに文明が発達してて、なんかもっと快適な移動手段があってもよさそうだなって思うんだよね。
でもまたそこから考える。不便を強いられていると、生きているって実感が湧くなぁって。まだこうして自分の足で立って歩いてってやってるうちは自分は人間だなぁって思う。
しかし世の中どこまで便利になっていくんだろう。WALL・Eって映画で、文明が高度に発達して、人間が歩かずともことが足りて、そのせいで人類総ピザ化してて、あながちそれが誇張ではない気がしてさ。でもなんか、不思議だよね。世の中ものすごい勢いでどんどん便利になっていくのに、断固として不便がいつまでも居座ってるよね。それを見ると、なんかほっとするんだよね。
たぶん昨日のライブでいろいろおかしくなってる気がする。