映画『チャーリーとチョコレート工場』 感想

こんにちは、久々に登場のhomecomputerの嫁です。
金曜ロードショーの感想を書きにやってきました。

ティム・バートンの良さは、よくわからない。「良いところがわからない」という意味ではなく「わからないのが良い」。日本語は難しいですね。あまり見ていない私が言うのもなんですが、なんとなく「細かいことは気にせずにこの世界を楽しめよ!」みたいな雰囲気が漂ってる気がします、この人の作品。
だから深いメッセージとかは込められてないんだろうなとは思うのですが、あえて深読みするとすれば・・・人間「○○一筋なやつは偉い」みたいな風潮があるけれど、本当のリア充は色々と両立できているものなんだよ、一途の度が過ぎて他のものが見えなくなるのはダメだよ、みたいな感じですかね・・・?
食いしん坊で太った子供のテンプレみたいな子がチョコレートで溺れたり、ガムマニア?の子(声がメロンパンナの子)がガムでわかさ生活状態になったり、動物好きのわがままお嬢様(声がパーマンの子)が動物に襲われたりしてましたが、みんな大好きなもので痛い目見てるってことですよね。山口勝平ボイスの子供も科学至上主義っぽかったし。
でも主役二人は家族とお菓子の両方を大切にして幸せに暮らしました、めでたしめでたし・・・って感じなので、なんとなくそういうメッセージを読み取れなくもないかなと。ウォンカさんのお父さんは原作にいないそうですし。
深読みや行間推測や脳内補完が好きな映画ド素人の感想なので、詳しい方は「何言ってるんだコイツ」と言いたいかと思いますが、お手柔らかにお願いいたします(汗)
・・・でも、お菓子を批判しまくる歯医者って実際にいるのでしょうか?みんな歯が健康だったら商売あがったりだと思うんですが。


どうも、僕です。
僕が前にこの映画を観たときに比べて、楽しく観れた気がします。一緒に観る人ができたからですかね。
この映画は妙にティム・バートンが丸くなってて、ああもう昔みたいな映画は観られないんだという気分になりましたが、それでもやっぱりティム・バートンのすごいところは、徹底的に別世界を構築してしまうところですね。別世界でありながら、手が届きそうな、あってもおかしくないような、でもやっぱりない世界という、その味付けが絶妙ですよね。
しかし嫁さんの感想は面白い。そんな見方があったかと驚かされます。僕がこの映画に対して不思議に思ってたことを言い当ててくれました。
つまり、僕だったらあんな工場に行ったら狂喜乱舞すると思うんですが、子供たちは自分の興味が向くことしか目がいかないんですよね。モッタイネー。子供って割とそういうもんだとは思いますが、お前らはいいからそこ代われと思ってしまいます。せっかく世界で5人にしか当たらない権利を手に入れても、そいつがバカだったら、自分の幸運に気付かずに肝心な部分を見逃してしまい、後悔先に立たずになってしまうんだなということなのかと思います。
嫁さんの感想の焼き直しですな。それにしても、嫁さんにはいろんな映画を見せて感想を書かせてみたいです。デジャヴの正体は2010年12月4日の日記を参照。全然意図せずに同じこと書いてた。