こう、最近何を考えるにしても、何を行動するにしても、すべてに地震が影を潜めている気がするんです。半永久的な謹慎モードっていうんでしょうか。
今思うと、僕は3月中に死ぬとかなり本気で思ってました。非常時となるといろいろ価値観が変わるものだと実感しました。
地震と戦争を比べるのはよくないことだと思いますが、僕は戦時中の人々の気持ちに思いをはせるようになりました。ピンポイントに命の危機にさらされ続けるのはいったいどんな気分だったのか。じいちゃんやばあちゃんは僕には想像もつかない世界を見てきたんだと思うと、僕は人間のたくましさに感心するほかなくなってしまうのです。
