犠牲なき失敗

昨日、まる見えでギムリー・グライダーを取り上げてたけど、いかにもバラエティ映えする事故だよな。他にも、中華航空急降下事故(高度10000メートルから真っ逆さま。死者ゼロ)とか。ブリティッシュ・エアウェイズ9便事故(エンジン4発停止からけが人なしで復帰)とか。フェデックス機ハイジャック未遂事件とか。ブリティッシュ・エアウェイズ5390便事故(機長の体が半分外へ)とか。そういう劇的かつ犠牲者の出なかった話がゴールデンでは好まれるんだろう、やはり。
人は失敗から学ぶ。犠牲を伴わない失敗は一番理想だ。しかし、そううまくはいかない。DC-10の貨物ドアが改善されたのも、TCASと管制官の指示が食い違ったときどちらに従うか正式に定められたのも、犠牲者が出てからの話だ。
この先も、犠牲が必要なテクノロジーの見落としがどれだけあることか…

つまり、ブリティッシュ・エアウェイズは最強ってことでFA?