うろ覚え聞かせ

息子はまだ生まれて1ヶ月と経っていないので、絵本の読み聞かせはしていない。というか絵本をまだ持っていない。だが嫁さんが、息子の寝かしつけにある方法を考案した。読み聞かせならぬうろ覚え聞かせだ。
自分が覚えている話を、うろ覚えで組み立てて息子に聞かせるのである。これがなかなか効果があって、特に眠れる森の美女を聞かせたら息子が寝てくれた。
嫁さんの注釈や感想なども入るのでいろいろ面白いことになっている。白雪姫の回では、白雪姫を殺せと命じられた兵士は義理人情に厚い人たちだったのでごまかすことにしましたとか、白雪姫を剥製にしようと王子が言ったのに対して城の人たちはやってられっかと言ったりとか。
絵本のみならず映画も聞かせる器用なことをしており、嫁さんは1回しか見てないはずの『宇宙戦争』をかなり細かいところまで覚えてて驚いた。いずれにせよこのうろ覚え聞かせは嫁さんにしかできない芸当だ。