僕が金田一一になれない理由

金田一少年の事件簿を見ていると、僕も探偵になりたいなあとか考える。だがそれは無理だと悟る。
いろいろ理由はあるが、最大の理由は、僕は現状に疑いを持たないからだ。
よく、なんだこの違和感は・・・とか、これは明らかに不自然だとかはじめちゃんが言うが、まず僕はド鈍感でそんな反応はできないと思う。現状に満足して、非効率的なことであっても愚直に従ってしまう僕のような人間には、現場の手掛かりや容疑者の不審な行動にはどだい気付けない。
だが、明らかにおかしなことは日常にいろいろ転がっており、割れ窓理論っていうんだっけ、とにかくそういうのをどんどん潰さないと、のちのち問題が大きくなるから、両のまなこでしかと物事にあたる姿勢が大事だなと思う。
不自然といえば、こないだルンバをかけて出勤したのだが、家に帰ったらルンバはホームベースに戻っていたのだが、なぜかルンバの上に、ルンバの取り扱い説明書が乗っていたのだ。もちろんそんなものを乗せてルンバを走らせた覚えはないし、ルンバがわたしルンバですと改めて自己紹介したようにしか思えない。実にミステリーだった。