日記を構成するもの

昔よく、何かを構成しているものを抜き取る能力者がいたらヤバいなと妄想していた。建物ひとつとっても、鉄を抜いたらきっとすごい音がして崩れる。

なんの話をしたいのかというと、homecomputerの日記から嫁さんと息子を抜いたらどうなるかという話だ。

崩れる。

僕自身の存在が日増しに希薄になっている。頭痛記録の体裁をとってその日あったことなんかをねじ込んでいるが、その程度だ。

それの何が問題なのかというと、この日記自体の運営には何の問題もない。むしろ面白かわいい息子の言動と時々えげつない嫁さんの言動が見られてとても愉快である。

日記の問題ではない。僕自身何も成長がないことが問題だ。日記に書き残すに及ばないほど価値がなく薄っぺらい日常を送っている僕の将来そのものが、そしてそんな僕をよすがにしてくれている僕の大事な家族の将来そのものが問題だ。

最近ここまで長く書いたことがないのでもう疲れてきたからそろそろやめたい。

どうせここで、自分の養分にするために本読んだり映画見たりしよっかなっとか書いたとこでしない自分もわかりきってるし。

映画っていやあ『マトリックス』って映画で、ヘリコプターの操縦マニュアルを頭にプスって挿したらバババババッて数秒で記憶してすぐヘリコプター操縦できるようになるシーンがあるんだけど、あれすっごい憧れるよね。ああなりたいな。早く脳に大容量ハードディスク埋め込める時代来ないかな。そうすれば電子書籍とか映画なんかも短時間で頭に入れられるのにね。でもそんな世界になったら情報記憶のインフレ起こして天才という概念が消失してしまうので、情報の取り締まりが厳格化されてマルチメディアが規制されるディストピアになるよね。でもJMって映画が昔あったけど、キアヌ・リーブス*1の主人公がそれこそ頭に記憶媒体を埋め込んでる情報の運び屋で、160GBの情報を入れただけで鼻血出して苦しんでたから、人に1TBの情報なんて入れたら多分爆発して死ぬよね。

まあそのとにかく、ここの日記はとりあえずこのままでいいかな。この日記ガチ勢の一番の読者の嫁さんのことを考えたら、これが一番適したスタイルだと思う。いい話だったみたいに締めた。

*1:マトリックスも主人公がキアヌ・リーブスだがまったく意図してなかった。単なる偶然