こんなこんな汚れた町で

Amazonで、本を買ったんです。知図帳っていう、面白地図。いろいろなデータが網羅されてて──都道府県のシェアNo1の生産物とか、血液型の分布とか──読んでたんですけど、なんか、どうも、いまひとつ頭に入ってこなくて、数字とかデータの羅列にしか見えてこないんですね。なんかおかしいなこんなはずじゃないのになと思ってたら、嫁さんが興味を持ってくれて、一緒に読んだら、不思議とすごい面白かったんです。なんでだろう、嫁さんは、知りたい知りたいという気持ちを持って前向きに知識に貪欲に取り組むから、僕もそれに触発されるんですかね。僕一人じゃ街を歩いててもなんか書き割りみたいで、息を吹きかけたら倒れそうにしか見えないのに、嫁さんと歩くと、景色が一気に色づくんですよ。なんか、すごいですよ。
つまり、嫁さんは「こんなこんな汚れた町であなたはただ美しいものを拾って救ってそして私に見せてくれる人」*1ってな存在なんですね。