雰囲気を捉える

最近ニッセンのCMで流れてるあゆの曲はひどいもんだね。いつからだったか、歌詞なんか、手を変え品を変えしてるけどほとんど同じ内容だよね。どうも聞いてると、まずサビから入って、適当なメロディでつなげて、またサビ入って、曲が終わる1分前でサビを半音上げて、最後の30秒はララララ・・・で締めるって黄金パターンが完成しているようだ。
まあどうでもいいんだそんなことは。昔はずいぶんあゆにお世話になったよ。その、変な意味じゃなく、歌の世界にどっぷりトリップするっていう、実にまっとうで幸せな感性を大切にしてたね。あ、自分の話です。頭の中で、オリジナルのPVを想像したり、歌の世界を自分なりの絵にしたりね。音楽は人生の再生機だって、たしかスティーヴン・キングだかの小説に書いてたような気がするんだけど、その曲を聞くと当時を思い出すよ。UNITE!とか聞くと、当時の剣道の夏合宿を思い出すね嫌でも。AND THENって曲が新木場っぽいとか言って、自転車で行ったりしたね。
そういうのを、当時は「曲の雰囲気を捉える」と形容してた。そういう、自分なりの情景ってのは、その曲が自分だけにくれたプレゼントだと思って大切にしてた。なんにでも、意味をつけて、楽しもうとしてたね。
今はそういうのなくなったなぁ。