ママが今度は30分くらいかけて考えてくれました。
お母さん「まあ、大変」
ミッフィー「どうしたの、お母さん」
お母さん「洗濯機のホースが破れて水が漏れてしまったのよ。このままでは洗濯機が使えないわ」
ミッフィー「大変。ボリスに直してもらいましょう」
お母さん「そうね、電話してくるわ」
ミッフィー「テープをペタッと貼って…ダメだわ、はがれちゃう」
ボリス「やあ、こんにちは。壊れているのはどこかな」
ミッフィー「ここよ、ボリス」
ボリス「どれどれ…うーん困ったな。新しいホースに替えないとならないけど、今新しいのがないんだ」
お母さん「いつ新しいのが手に入るの」
ボリス「とにかくすぐホースを注文するから、そしたらすぐに直すよ」
お母さん「ボリス、お願いね。洗濯機でお洗濯ができないの」
ミッフィー「そうね、お洋服を汚さないようにしなきゃ」
ミッフィー「はあ」
スナッフィー「わんわんわん」
ミッフィー「あ、スナッフィー。だめよ。ごめんね、今は遊べないの、お洋服を汚してしまうから」
スナッフィー「くーん」
〜次の日〜
ミッフィー「ねえ、お母さん、今日わたし学校に行きたくないの。だって今日はボール遊びがあるから、お洋服を汚してしまうわ」
お母さん「ああ、ミッフィー。そんなこと気にしなくていいのよ」
ミッフィー「でも」
お母さん「さあ、遅れてしまうわ」
ミッフィー「はーい」
〜学校〜
先生「さあ、今日はボール遊びをしますよ」
ぽーんぽーん
メラニー「ミッフィー、今日は元気がないね」
ミッフィー「ええ、じつはね」
グランティがボールを投げて泥がミッフィーちゃんにかかる
ミッフィー「あっ」
グランティ「ごめんね、ミッフィー。だいじょうぶ?」
ミッフィー「私は大丈夫よ。でも、お洋服が汚れちゃったわ」
メラニー「どうしたの、ミッフィー」
ミッフィー「今おうちでお洗濯ができないの。とにかくおうちに帰ってお母さんに謝らないと」
〜帰り道〜
ミッフィー「はあー」
天の声(cv櫻井孝宏):やあミッフィー。そんなに落ち込むことはないさ
ミッフィー「でも、お洋服を汚しちゃって、きっとお母さんが悲しむわ」
でも、洗濯は、洗濯機じゃないとできないのかな?
ミッフィー「え?どういうこと?」
〜おうち〜
ミッフィー「ただいま。お母さんごめんなさい。お洋服を汚してしまったの」
お母さん「ああ、ミッフィー。大丈夫よ。気にしないで、お風呂に入っていらっしゃい」
ミッフィー「お母さん、洗濯機がなくて洗濯できるの?」
お母さん「ええ。これから洗濯するのよ。こうやって、たらいに入れて、石鹸をつけて、ごしごしこするのよ」
ミッフィー「自分で洗濯するの?」
お母さん「そうよ。昔の人は洗濯機がなくてもこうして洗濯していたのよ」
ミッフィー「すごい。お母さん、私もやっていい?」
お母さん「ええ、いいわよ」
じゃぶじゃぶ
ミッフィー「すごいあわあわだわ」
お母さん「洗ったらしっかりすすぎをしますよ。よーく水を切って干しましょう。ほら、洗濯機じゃなくても洗濯できるのよ」
ガチャッ
ボリス「やあ、お待たせ。ホースが届いたよ。すぐに直してあげるね」
お母さん「助かるわ、ボリス」
ミッフィー「ねえお母さん、洗濯機が直っても、たまには手で洗ってもいい?」
お母さん「ええ、もちろんよ。ハンカチとか小さなものがちょうどいいと思うわ」
ミッフィー「私やってみる。とても楽しかったから」