「何か意味があるはずだ」

最近、何かと大きな選択を迫られる場面が多く、後戻りできない選択をしたあと、本当にこの道で良かったのか、他にもっといい方法があったんじゃないのかとか考えてしまうことが多い。
そんな中、船越英一郎さんが外科医役で事件を解決していく『外科医 鳩村周五郎』というドラマを見ていた。カルト教団だかの教祖様みたいな女の人が犯人で、追い詰められて建物から飛び降りて自殺を図り、船越さんの外科医の先生のオペを受けるのだが、女の人が息も絶え絶えに死なせてと船越さんに言うのだが
「いーや死なせねえ、あんたがまだ生きているのにはきっと何か意味があるはずだ」
この船越さんの台詞が妙に心に残った。何か決断をしたあとにどうにもついついクヨクヨ考えてしまうのだが、心の中の船越さんに「きっと何か意味があるはずだ」と言ってもらって乗り切っている。*1
どうでもいいが船越さんのドラマはなんかクセになる。先の外科医の先生はオペ中「飛ばしていくぞぉー!」とか「戻ってこーい!」とかやたらうるさいし、紅蓮次郎*2というドラマの船越さんの火災調査官*3は犯人に「火元はお前だー!」とクサいセリフを吐くし、いけすかない悪い奴は遠慮なしに殴り倒すし、なんかその熱さに持っていかれる。
嫁さんは、あんなに人を殴ったら今の時代コンプライアンスでやっていけないと冷静に見つめていたが、僕みたいな単細胞生物は見ててスカッとなるんだよなあ。

*1:偉大なる犬のスヌーピー先輩がかの有名な「配られた手札で勝負するしかないのさ。それがどんな意味であれ」ととっくに言っているんだけどね

*2:ぐれんじろうではなく、くれないれんじろう

*3:架空の職業らしい