ママが考えたB級映画原案

https://www.yomiuri.co.jp/science/20220927-OYT1T50074/

 米航空宇宙局(NASA)の無人探査機 DARTダート は26日午後7時15分頃(日本時間27日午前8時15分頃)、地球から約1100万キロ・メートル離れた小惑星ディモルフォス(直径約160メートル)に衝突した。NASA小惑星の軌道を変える目的を達成したかどうか、今後確認する。
 天体の衝突から地球を守る「プラネタリー・ディフェンス(惑星防護)」と呼ばれる取り組みで、世界初の実験となる。重さ約550キロ・グラムのDARTが、約900万倍重いディモルフォスに体当たりした。
 ディモルフォスは別の小惑星の周囲を約12時間の周期で回っている。NASAは、衝突で10分程度、周期が短くなると見込んでいる。
 ディモルフォスが地球に衝突する恐れはないが、今回の実験がうまくいけば、将来、地球に衝突する別の小惑星が見つかった時に、軌道をそらす方法として期待されることになる。
 NASAは今後、衝突前にDARTから分離した小型探査機に搭載したカメラの画像や、地球や宇宙にある望遠鏡による観測で、軌道の変化や衝突時の詳しい様子の解析を進める。

このニュースを見て、ママがB級映画の原案を思いついた。

地球に小惑星の衝突の危機が迫り、人類は最新技術を駆使し、小惑星の軌道を逸らして、小惑星との衝突を回避することに成功した。
しかし、小惑星が向かった先は、地球とは異なる別の知的生命体が存在する、地球によく似た星だったのだ。
被害を受けたその星の知的生命体は、原因は地球人が自分たちの星へ小惑星の軌道を逸らしたことだと突き止める。
それから100年の時を経て、地球への復讐心をばねにめざましい復興を遂げ、宇宙進出を果たし、地球に先鋒隊が攻め入る。
しかし先鋒隊だけで終わってしまう。短期間で無理な開発をしたせいで、本隊の宇宙船が大事故を起こしてしまったのだ。
また、開発に莫大な税金が注がれていることに対し、住民からも不満の声が挙がり、反乱によって宇宙開発は頓挫してしまう。
その星の先鋒隊は地球人の捕虜にされて助けを待つが、助けは一向に来ない。20年もするとその星の世代交代がされ、宇宙に進出したのは誰かが作った都市伝説だという者まで多く現れ始める。
それを知らされた捕虜は、絶望して死んでいった。
地球の人々は、自分たちとまったく同じ道をたどっているのではないか。こんなことで相手を理解できるなんて皮肉なものだと。自分たちのほうがちょっとだけ文明が進んでいたから星をぶつけられずに済んだのに過ぎないのだと。

という、冷戦時代の行き過ぎた宇宙開発や陰謀論を皮肉ったテーマで1本映画が撮れるのではないかと。*1誰か、このアイディア売るので映画作ってください。

*1:ただ、逸らした小惑星がぶつかるような近い距離にそんな知的生命体が存在する星があるというあたりがB級らしさがある、というママ注