それはもちろん、僕がダイヤからポケモンを始めて、第4世代の中で一目惚れして、今でも一番好きな子だからなんですけど、たとえば僕がブラックでポケモンデビューしてたら、いったいどのポケモンを好きになってたか、ちょっと考えたんです。で、すごい難しいところですが、クマシュンではないかという結論に至りました。
僕のツボは、ほんとにお前ポケモンか？と疑うような、ゆるキャラ感を漂わせてるポケモンなのかもしれません。他のポケモンと違う空気を発してるような、すでに存在自体がぬいぐるみみたいな、ポケモンという世界ですら浮いてしまうようなそんな不思議な存在感に、僕は魅力を感じるのでしょう。
お前、そんなカッコつけちゃって、ほんとはドレディアとかチュリネとかエルフーンとかタブンネとかって言いたいんじゃないのかって言われるかもしれませんが、彼（女）らはもうむじょーけんにカワイクて、僕が愛でるまでもないんです。完全にマスコットなんです。かわいいポケモンは？と聞かれて、普通ならピカチュウとかポッチャマとかがまず挙がって、そんでドレディアとかエルフーンが出てきて、そんでスボミーとかクマシュンは、ああそういえばそんなのいたねって言われそうな、思い出されるか出されないかの、もうギリギリのラインなんですよ。まあ、こりゃあくまで僕の感覚なんですけどね。
僕が見てないと忘れられちゃうんじゃないか、この子ら大丈夫かな、っていう、そういう母性本能をくすぐられる感じが、僕の琴線に触れるのかもしれませんね。
