第459号 誘拐者…の巻き 30コマ〜36コマ 全コマ解説

30コマ…床に四角い小さな穴が「パカッ」と開き、その中に手りゅう弾を「コロコロ」と転がし入れるトトロ。
31コマ…手りゅう弾が「コロコロ」と転がり続けているさま。
32コマ…小さな穴の先には通路があり、その先は広い空間*1とつながっている。その通路の中を手りゅう弾が転がっている。トトロがいた部屋と通路の間の穴は閉まり、広い空間と通路の穴が開いたことで、風圧で手りゅう弾は広い空間に「ヒュン」「スポッ」と吸い込まれていった。これは、トトロの部屋が風圧から守られる構造になっていることを暗に示している。
33コマ…「ギュウウウン」と風圧で押された手りゅう弾がこちらに向かって飛んでいくさま。
34コマ…「グオオォォォン」と、手りゅう弾が遠ざかっていくさま。
35コマ…場面は変わり、何か液体が入ったグラスに何者かの手がかかり、「成程…」と言っている。グラスのそばには牛乳パックのようなものがあり、「脂だけ 99.9牛乳 無農薬」と書かれている。このグラスにはそれが注がれているものと思われる。
36コマ…コワモテの二人がグラスを前にし、「「そうでしたかわかりやしたよ」」とニヤけながら言い、トトロは「いやあすみませんねぇ」と言っている。察するに、この二人はトトロに何かを吹き込まれたようだ。

*1:その空間こそ、先ほどポートが押し込まれた空間なのだ。よって、非常に強い風圧がかかっている