意味ありげで全然意味のない話

会社でいつも会う人たちがいる。すれちがい通信で毎朝すれちがう人がいる。
でもその人たちの中で、小学校とかからずっと付き合ってる知人がいる人がどれだけいることか。その人たちのかつての知人たちにとって、僕がいつも顔を合わせる人たちは「あの人は今」状態なんだ。記憶が最後に会った時点で止まっているんだ。「現在」と「現在」とがお互いつながってないんだ。
いつも顔を合わせているはずの人たちは、誰かにとっての幻であり幽霊なんだ。