上杉景勝

最近、うちの実家の家族としゃべる機会が多かったのだが、つくづく思った。うちの人たちはよくしゃべるなぁ、と。僕を除いて、トーチャンもカーチャンもネーチャンもよくしゃべる。その分、僕がバランスを取ると言わんばかりにしゃべらない。本当に僕はこの家族の一員だったんだろうか?同じ血を分けあっているはずなのに、なぁんでまた僕はこんなにしゃべらないのか。うちはみんな、(僕以外)話し合うことでいろいろ解決してきた。僕はそういう環境の中で育ってきたから、僕もしゃべれるようにならなきゃいかんのではないだろうか。
こんなことを考えていたら、
上杉景勝って知ってる?」
嫁さんがふと聞いてきた。名前は聞いたことはある(注:2011年12月18日にも書いたが、高校では日本史選択者)。
嫁さんいわく、上杉景勝は山形の武将で、とても無口な人だったらしい。というのは、幼い頃から女きょうだいに囲まれて育ってきて、周りがみんなよくしゃべるので、自分は無口になってしまったらしい。
「そんな人でも、武将になれたんだよ」
これは、嫁さん流の慰めなのだ。とてもありがたい。だがそれは、無口を補って余りあるカリスマがあればこそであり、僕にそれが果たして・・・
「ああもう!今度山形に行くんだから、上杉景勝にあやかりなさい!」
これは、嫁さん流の檄なのだ。とてもありがたい。そうである。来週末に山形県米沢市上杉景勝のお膝元に行くのだ。しかしあやかる・・・と言っても、このままだと米沢市上杉景勝の力を感じられるパワースポット(笑)で終わってしまいかねないので、何かしら勉強していくべきだろう。