半休とって買い物

スイーツ(笑)のようなタイトルであるが、僕が今日実際にしたことである。
厳密には、買い物がメインではない。
僕が、12年前にアメリカ旅行にいったときに、使わずに余ったトラベラーズチェックがあって、円安になりつつある今、円に換金しようと銀行に行ったのだ。というのは建前で、今お金がないのでそれを換金すれば我が家の家計が黒字に転ずるというのが本音である。910ドル分あった。なかなかの金にはなるだろう。
銀行に行った。12年も経って、使用期限が切れていたりしないかと一抹の不安はあったが、なんとか換金できそうだ。しかし、1枚1枚サインをする必要があった。18枚あった。これはなかなか面倒だった。
無事換金できた。1ドル93円で、約8万4千円になった。今よりもっと円安だった時もあったかもしれないが、考えても仕方ない。必要だったから換金したまでだ。それにずっと12年も置いといて、ずっと気になっていたからいい機会だった。
とりあえず用事は済んだ。このまま会社に向かってもいいのだが、もうひとつ済ませたいことがあった。
昨日書いたが、ネーチャンへの誕生日プレゼントを買うのだ。嫁さんが、銀行に行くならついでに買っちゃえば?と提案してくれたのだ。なるほど、定期券圏内で来ているし、わざわざ遠出するコストも省けて、とてもいい、というのはあくまで僕が考えたことであり、嫁さんは効率性を大事にしたのであり、そんな僕のようなケチな話は一切していない。
スリッパを買った。電車に乗った。会社に着いた。いろいろ細かく書いていくのが面倒になったので簡略化した。しかし、ここまで簡略化できるくらい、するすると事は運んだ。スリッパを買って、会社に着くまで、1時間程度の出来事だ。あまり買い物が得意でない僕が割とすんなり店を決め*1、トイレに行く余裕まであり、ホームに行ったら、あまり来ないはずの快速電車が来た。こういうこともあるものだ。
しかしひとつ、とてもハズいことをしてしまった。エスカレーターで下りようとしたら、なぜか上りのエスカレーターに向かってしまったのだ。下りのはずなのに、上ってくる人たちがいておかしいと思った刹那、ベルトが思い切り僕の手を逆方向へ拒絶し、ひどく焦った。この時僕にどういうめぐりあわせが発動していたのかわからない。

*1:開店早々、女性ものを物色するスーツ姿の男はさぞ奇異に映ったことだろう