人生チェックメイト

佐世保女子高生殺害事件を見ていると、こんなに若くして人生が定まってしまう存在がいるのだなとつくづく感じる。殺人を犯してしまった女子高生は今後まっとうな人生を歩めないことは目に見えている。人生のチェックメイトに陥ったのだ。
この女子高生の蛮行は突発的な動機に端を発するものではない。周囲の環境が歪んだ精神の温床となりそれが女子高生の基盤になってしまった。その時点で女子高生の運命は決まっていた。
その女子高生の趣味が問題だったのか?心が歪んでいるから悪趣味に走るのか?健全な精神があれば、悪い衝動が湧き上がっても、これはしてはいけないことだと抑えられるものだろう。問題になりそうなシーンがあるアニメの放送が中止になったが、そもそも残虐なアニメや映画やゲームは、人々の心に宿る悪しき衝動のはけ口であるべきで、それらが目的や憧れになってはならない。