【祝】息子ついにトイレでおしっこ成功

息子がついにトイレでおしっこをすることに成功した。1回だけの偶然ではなく、2回3回4回5回と何度も成功したので、完全な成功と確認できた。

ここまでいろいろあった。2年程前、まずはトイレトレーニングの入口として、トイレについての絵本を買って読んでみた。息子は楽しんでいたようだが自分がこれをするという思いまでには至らなかったようだった。春から夏にかけての暖かい時期がトイレトレーニングの力の入れ時だという定説に従ってトレーニングを進めたが、息子も頑張ってくれたもののなかなか思うようにはいかず、どうしても「おしっこはおむつにするもの」という思いが強くてそこから進むことができずにいた。トイレに模造紙を貼ってトイレに座れたらごほうびシールを貼らせたり、いっそのこと下をすっぽんぽんにして過ごさせたりとかあらゆる手を試したが、やはり本人の気持ちが乗らないことにはどれも上手くいかなかった。

保育園の先生にも園でこまめに声がけをしていただいて、トイレに行く習慣づけを身につけさせてくれた。家でも、ママが息子に早くおしっこができるようになってほしいと思い悩みストレスになりながらもそれを押し殺して息子のペースに合わせて、布パンツを履く時間を少しずつ増やしたりなど少しずつでもと息子のレベルアップを図っていってくれた。

決定打となったのは、療育センターの先生にアドバイスをいただいた、紙おむつに穴を開けてみて、それを履いておしっこをすることだった。こだわりが強めの息子だから反発するかなと思ったが、すんなりと承諾してくれて、息子が便座に座るとトイレから「チョロチョロ」という待ち焦がれていた音が聞こえてきて、僕は声が枯れるほど喜んだ。

保育園でも穴開きおむつを使ってみるとどうでしょうかと保育園の先生に渡したが、そうするとどうしてもおむつの穴からおしっこが垂れて、またおむつの細かいポリマーが散らばってしまい、保育者がつかなくてはならなくなるため運営上穴開きおむつを使うのは難しいという話で、そうですかぁそうですよね〜〜──と終わってしまうかと思ったところ、それがですねお父さん、すごいことがあって、おむつ履かないでおしっこしてみる?と聞いてトイレに座ったら、2回もおしっこできたんですよと先生からの報告があって、ええーっ本当ですかとなった。実は息子は夏頃、保育園でおしっこに成功したことがあると聞いてて、先生方皆さん涙が出るほど喜んだというお話は聞いてはいたのだが、それ以来成功話は聞かなくて、とはいえ成功への兆しというものは感じてはいたのだった。しかし今日はその時とは何か違うものを感じてはいて、まず1回じゃなく2回も成功したということ、それと息子の着替え箱に入れているおむつがほとんど減っていなかったことなど見て、これはいよいよもしかしたらもしかするかもしれないという手応えは感じて、わかりました家でも試してみますと言って帰った。

そして今日、2020年2月7日金曜日午後7時頃、息子が家のトイレで何も履かずに便器に座っておしっこを直接チョロチョロと出すことに成功したのだった。ママとやったやった!と抱き合って喜び合った。息子はそれを見て笑った。息子にも抱きつこうとしたが、「パパだきつかないで!ママと『やったやった!』して!」と言われてしまった。息子がおしっこが出来たら渡すと決めていた、半年程前に買っていたマックイーンとクルーズ・ラミレスのカーズのトミカをプレゼントした。おしっこが出るまで封印していたYouTubeも解禁した(時間制限はつけてだけど)。今度は電車の博物館や、中華街に春巻きを食べに連れていったりなど考えている。

ママの頑張り、保育園の先生のサポート、療育の先生のアドバイス、いろいろ周りが全力で頑張ってくれたが、何より息子の頑張りが一番の力だったには違いない。本当に良く頑張った。おめでとう。

とにかく今日は忘れられない一日となった。わかったことは、子育ては定説通りにはいかないこと*1、その日は突然やって来る*2ということだった。

*1:まさかこんな一年で一番寒くなる時期にね

*2:もちろん気の遠くなりそうな積み重ねがあってこそだったけどね