緊締幕

去る4月10日、西船橋駅にて乗客の持っていたリュックサックのひもがドアに引っ掛かり、そのためにドアが閉まらなくなる事態が発生した。JRは代替車両の手配を行おうとしたが間に合わず、結局「緊締幕」という防護幕をドア部に張って走行することになったようだ。
「緊締幕」。不謹慎ながら、これは鉄ちゃんである僕の記憶にとどめておきたい言葉だと思った。鉄道アナリストとして有名な川島令三氏も、このようなものは話には聞いていたが実際には初めて見たとコメントしていたので、かなり珍しい事態であるといっても過言ではないだろう。
鉄ちゃんだったら、危険も顧みずそのドアの前に立ったり、写真に収めたりするのだろうか。僕ならそうしそうで、自分が恐ろしい。しかし時々、満員電車に乗っていて、重みでドアが外れたり、なんらかの不具合で走行中にドアが開いたりしないかとかいろいろ恐ろしい妄想をしてしまう。だが今までそんな話を聞いたことがないので、ドアは優秀だなぁと思うのであった。